やぎさんのオリジナル泳法のすすめ

楽に、静かに、できれば速く、還暦すぎてのラクラク健康スイミング (円月泳法、鉤腕泳法、八の字泳法、招き猫泳法、らくらく2ビート背泳、やぎロール、イルカ泳ぎ等)

65. 片腕泳ぎのすすめ

この3カ月というもの、ずっと妻が肩を痛めていて、右腕が痛くて使えない。
ようやく、4泳法ができるようになって、面白くなってきたところだったのに。
レントゲンによる医師の見立てでは、石灰化腱板炎で、腱板断裂も限りなく怪しいということだった。
腱板断裂の原因は、どうやらヨガの無理なポーズを続けたことにあるらしい。

ともあれ、右腕が使えないので、泳ぎも左腕だけとならざるを得ない。それゆえ、行きは左腕のみの背泳で、帰りは片腕バタフライ若しくは左側のイルカ泳ぎの右腕無しで泳いでいる。結構、楽そうに泳いでいるが、1kmを40分くらいのゆっくりとしたペースである。

私も一緒に泳いでいるのだが、実は、私も微かに左肩付近に痛みのようなものを感じることがある。なので、気を付けて泳いでいるのであるが、妻と1コースを共有して対抗して泳ぐ関係上、ペースを合わせることにしている。

そこで、このごろは、拳骨で泳ぐことを多用している。あまり、この練習はしていなかったのだが、やはり、これには良い効果がある。

1.前腕や肩甲骨を使った泳ぎ方に修正される。
2.水の抵抗が小さくなり、間接等に対する負荷が軽減される。

これによって、泳速を落とすのだが、次に、多用するのは、全ての泳法について、片腕で泳ぐことだ。
妻のペースに合わせるという目的もあるが、どのように身体を使えば良いのかという研究にも、バランスを取る練習にもなる。
私は、これまで紹介した15種類ほどの泳法の全部についてやっているが、4泳法だけでも良い。

最後には、そう、これらを合わせて、片腕、かつ、拳骨で泳ぐ。
これで、相当、ペースは落ちることになるが、結構泳げるものである。落ち着いて、ゆっくり泳げば、楽にもなってくる。

こんなことは、片腕が痛くなったときにでもやれば良いのだが、環境が許せば、是非やってみることをお奨めする。

その時の、使わない側の腕の位置であるが、これは、体側にぴったりつける方法と前に伸ばす方法、それと、いい加減にふらふらさせるといった方法がある。
これについては、是非、どれもやってみることを奨める。
特に、身体を水平に保つためには、どのような状態が良いかということを知るのに役立つだろうからである。
当然、体側に付けていれば、下肢が沈みやすいはずだ。でも、腕を上げられないときには、それで泳がなければならない。妻はそうして泳いでいる。

それから、息をするタイミングというものも重要だ。これは、背泳ぎにしか通用しないが、片腕を体側に付けたままにしている場合、腕を掻くときに息を吸うのが良いのだ。掻き終わった時が両腕が体側についたときだ。そのときに、息を一杯吸って内蔵を押し上げておけば、重心が前方に移動して下肢が上がりやすく、身体を水平に保てるからだ。2ビートのらくらく背泳ぎで試して欲しい。らくに、ゆっくり、泳げるはずだ。

 

もし、これらができるようになったらで良いのだけれど、次の課題として、二の腕を、ぴったり体側に付けて前腕から先だけを使って、ペンギンのように短い腕で、同じように泳いでみるのも面白い。

泳ぐからには、楽しみたいし、どんな状態でも泳げるようにしたいものだ。

 

この頃、肩が痛いと言う人がとみに増えたような気がする。

リューマチなど、新型コロナワクチンやブースター接種で、なりやすくなっているのではないことを祈る。

私の知人(つまり70歳くらい)はとても少ないが、その中でもワクチン接種後に体調が悪くなった人が何人もいる。ワクチン接種その日に心筋症になった人もいるが、因果関係が証明できないと言われ、ずっと苦しんでいる。気になるのは、特に、3回目の接種を受けた人たちだ。それまで元気だったのにひどく体調を崩しているという人が多い。その症状は免疫不全によるものが殆どだ。今になって、打たなきゃよかったと言われるが、想定されていたことだけに残念だ。