やぎさんのオリジナル泳法のすすめ

楽に、静かに、できれば速く、還暦すぎてのラクラク健康スイミング (円月泳法、鉤腕泳法、八の字泳法、招き猫泳法、らくらく2ビート背泳、やぎロール、イルカ泳ぎ等)

66.らくらく健康スイミングは「らくらく」で良いのだろうか?

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らくらく健康スイミング

いや、それは、それでよいと思っている。
しかし、この一年で、「らくらくスイミング」だけの運動で健康になるか、ということには疑いを持つようになってきた。

これまで、肩が痛いとか、身体のどこかに支障のあるときに、らくらくスイミングを、このブログでは奨めてきた。

しかし、逆の観点で、「らくらくスイミング」だけで健康になるのかという点については、自分自身の体調に鑑みて、反省すべきところがあると思うようになってきた。つまり、「らくらく」でさえあれば、それで良いのか、ということである。

ひとつには、私自身、これまで、数年にわたって、左の膝が悪くなってきたということがある。これは、膝が痛いから、水泳をしたほうがよいということではなくて、10年間もずっと、毎日のように泳いできたのに膝が痛くなってきたという事実である。

何かの拍子に、膝の半月板を痛めてしまったとか、いろいろ考えては見たのだが、それにしても原因が見当たらないのである。しゃがむときに膝がコキンとしたり、伸ばそうとした時にロックされてしまって、膝を伸ばすことができなくなったりで、歩くのに支障をきたすほどになったのである。

いろいろネットで調べるうちに、骨には、ほどほどの重力を与えてやらないといけないという記事を見つけた。長時間座っていないで、1時間に一度は立ち上がって、トントンと体重を認識させるような運動を少ししなければならないというのだ。
私は、ほとんど旅行はしないが、旅先で長い階段があったことがあり、少し上っただけで膝が笑ってしまったことがあった。それを後目に、若くてひょろひょろした人達が、平気でとんとん上がっていく。これにはショックを受けた。

要するに、「らくらく」なことしか、やっていなかったばかりに、私の筋力は弱くなっていた、というのが大きな原因ではなかったかと思い至った。

それらのことがあって、私は、少し自分の膝に対して自らの体重を知らしめるような運動を取り入れるようになった。そうすると、もう歳だからとあきらめかけていたその痛みが軽減され、動きがよくなって行くではないか。

3か月前からは、ジムでの運動に、水泳だけではなく、マシントレーニングを週に4回ほど取り入れるようにした。
実は、プールの水質が悪くなって、これを嫌ったということもあったのだが、ともあれ、水泳の回数を減らすことになるが、これらを始めたのだった。
私にとって、筋トレは初めてではない。前にやっていたこともあった。しかし、隣で運動している人の使う香料や体臭が気にはなるし、はたまた、風邪を貰ったりすることもあって、いつしか、水泳だけの運動になってしまったのだった。それに水泳では、洗濯物は無いし簡便だ。

余談になったが、再開した運動は、筋トレと有酸素運動である。筋トレマシーンひと回り、それぞれ10回程度を8割くらいの負荷で30分程度行い、そのあとは、クロストレーナーというのか、空中で散歩しているような機械を、10分ずつ前回し後ろ回し前回しと、計30分間行っている。ランニンは膝の負荷が大きいので避けている。

その成果は大きかった。もう、すでに、膝については、殆ど支障を感じなくなっている。

私の身体の支障については、もう一つある、右肩から右腕手指までが痺れるのだ。これは、3年前くらいから始まったことだが、ここ半年くらい前からだんだん酷くなってきた。

これは、困る。
病院に行けと人は言うのだけれど、行きたくない。治してくれるとは思えないのだ。
今から半年前であったか、熱が出たことがある。その具合からは、新型コロナではなく、インフルエンザだと思ったけれど、4日ほど寝倒して医者にはかからなかった。そもそも、その前に自治体がやる健康保険の定期健康診断を受け、その時にインフルエンザワクチンも無料と言うのでつい受けたのだが、その診断結果を貰いに病院に行ったところ、寒いところで長く待たされたのだった。発熱は、その2~3日後のことで、これでは何のための健康診断やワクチンだったのか分らないではないか。

そんなことはままあることだが、痛くてたまらないときや、どんどん悪くなると思われるときは別としても、病院というところには、なるだけ行きたくないのだ。

そこで、この右腕の痺れについても、よくよく、その原因を自分なりに調べてみた。

その結果、どうやら、頸椎から神経が分岐するあたりに問題があるのではないかと思うようになった。
頸椎に目立った歪みがあるとか、特に物理的に気になる点はないのではあるが、その付近のマッサージと、首周りの筋肉をも鍛えるようにしてみたのである。
その結果、痺れはかなり軽減されるようになって、普段はあまり気にならないようにまでなってきたのである。

それゆえ、「らくらく」に泳げるのは「無理をしない」という観点でお奨めなのではあるが、骨には「そこそこ」重力を忘れないような運動を加えた方がよいだろう。
また、「そこそこ」の筋トレをやれば、当然、「らくらくスイミング」がより「らく」になるだろうことは保証する。