36. 2ビートのらくらく背泳ぎ (プルの補足)
このブログの内容を、体系的にまとめて、次のウェブサイトで公開している。
このブログで一番多く読まれているページは、05. 背泳編 2ビートのらくらく背泳ぎである。
私も、毎日、この泳ぎでゆっくり泳いでいる。25mを35秒、13ストロークくらいのペースである。このくらいであると、息も上がることなく、長く泳いでいられる。
この2ビートで泳ぐと、いくらでもストロークのピッチの間隔をコントロールできることは書いたとおりである。つまり、足首を交差し、前後に大きく伸びたままで、長くグライドしていれば良いからである。
しかし、これができるようになるためには、左右にぶれずに、真っ直ぐ進まなければならない。
そのために、私が推奨するのが、腕相撲のようなプルである。
これについても既に説明した通りなので、重複して説明するつもりはないが、これができているかどうかの確認の方法を付け加えておこう。
それは、非常に簡単な方法だ。
私の通うジムのプール使用ルールでは、コースを右側通行で泳ぐことが、決まっている。
それゆえ、背泳ぎでゆっくり泳いでいると、左腕の傍にコースロープが下方に流れていくのが目の端に見える。
そこで、このコースロープをちょっとだけ目安にしてみたい。
左の腕で、プルを始めるとき、つまり、肘を緩めキャッチに入ったときに、そのコースロープを軽く指にかけるつもりになるのだ。
そうして、ゆっくり、これを腕相撲プルで真っ直ぐ押し下げてゆくのだ。ちゃんと腕相撲プルができているれば、これを滑らかに、かつ、軽く、身体の軸がゆがむことなく、行うことができるはずだ。
ただし、これは、想定である。実際にやってみるについては、注意を受けると思うので、実際にかかってしまうかどうかについては、これは、自己責任でお願いしたいところだ。
こうした泳ぎでは、殆ど、ピッチの間隔は本当に自由である。それゆえ、キックについても、自由であって、律儀に2ビートを打っても良いし、変化をつけても、ドルフィンにしても、ビートを打たなくても何とかなるはずだ。
最近、左膝に痛みを感じることが、しばしばある。そんなときには、右足だけを打ったり、右足で2回打ったりして泳いでいるが、泳ぎかたに制限がないというのは、本当に楽で、気持ちが良いものである。
次の記事を読む 37. らくらく背泳ぎのローリングと姿勢