やぎさんのオリジナル泳法のすすめ

楽に、静かに、できれば速く、還暦すぎてのラクラク健康スイミング (円月泳法、鉤腕泳法、八の字泳法、招き猫泳法、らくらく2ビート背泳、やぎロール、イルカ泳ぎ等)

02. クロール編

 このブログの内容を、体系的にまとめて、次のウェブサイトで公開している。

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  • バタ足は苦手

私は小さいころから、水泳、特にバタ足は苦手であった。今だに、バタ足は苦手である。体操をやっていたこともあるのに、足首に柔軟性がないのだ。バタ足を打ち下ろしても、180度以上にしならないのだ。水泳選手の足首をみると200度以上曲がっている人もあり、これが推進力になるのだろうと思うのだが、私のバタ足では後ろに下がっていかないまでも、前には進まないし、とても疲れるだけ。内股で打つようにして少しだけ改善したが、知れていた。

だから、なるべくバタ足を打つ回数を減らして、成人してからは、2ビートとしていた。それも、還暦を迎えてからというもの、あまりバタ足自体もやらないようにし、足を閉じたままで、自然に任せたうねりのビート、つまり、ドルフィンに近い動きにしたら、その方が気持ちがよい泳ぎになった。しかし、足を打たないと、下半身が沈みやすくなる。

  • バタ足なしで、足を浮かせるには?

そこで、下半身を浮かせるための工夫をすることになった。

最初にやったことは、上体を沈めること。要するに、頭を低くすれば、下半身が相対的に浮くはずだということ。少なくとも、前に飛び込んでいく感じがあれば、下半身はしなりながらついていく。方法としては、リカバーした手の突き出す方向の変更である。

それまでは、なるべく水平に出そうと努力していたが、これを、なるべく、斜め下深くに手を伸ばして、深みの水を手のひらで掬って大腿の方に向かって投げる。つまり、潜ろうとするのである。この効果は画期的であった。相対的に足が浮くのである。そうこうするうちに同じような泳ぎをしている人たちがいることを知った。TIswimというものだった(【TIスイム】トップページ)。しばらく、ネット情報等でこの泳法のクロールを研究して泳ぎの参考にした。通常?のクロールとの相違点として、特に、さめのポーズを特徴とする、両腕を前方に残す時間を多くとることの利点を学んだ。これは、足を浮かせるために体重を前にかける方法として重要であった。そうこうしている間に、昨年の夏ころだったか、「キックなしでもクロールは泳げる」というチャックさんという方のブログを見つけた(キックなしでもクロールは泳げる!)。これは、文字通り「目から鱗がとれた」ようであった。特にキャッチの理屈、肋骨を上げることによる体重の移動と腹筋の締めなど、参考になったことは数知れなかった。そして、これまでブログコメントでチャックさんに質問しつつ、自分の泳ぎを研究してきた。しかし、やはり、実際の泳ぎというのは、それぞれの身体の個性もあり、目的もそれぞれ異なるところもあるので、自然、私自身が採用する方法というものも異なるところもできてきた。そこで、チャックさんのブログでいろいろ論議するのも他の読者にご迷惑をおかけすることにもなりかねないし、チャックさんからのご提案もあったので、私自身のブログを記録の意味を兼ねて立ち上げてみようと思い立ったわけである。誤解のないように付け加えておくが、私の泳ぎは、全面的にチャックさんの説かれる基本や原理を応用している。また、チャックさんの泳法やTIswimは、今でも、有力な泳法としていつも私の練習に加えている。また、チャックさんはクロールのみならず、4泳法について解説しておられるので、非常に参考になるのでおすすめだ。

なので、チャックさんの泳法やTIswimは、できる人は参考にされたほうが良いと思う。

しかし、私自身にとっては、肩や足首の間接の可動域や柔軟性の限界からか、TIを極めるのには結構疲労感を伴うものと判断し、中途から、私は、私の身体に合った「ラクな」泳ぎ方を追求するようになった。ここで、これから紹介しようとする内容は、その成果である。参考になれば幸いである。

また、そのうち紹介するが、特にオリジナルな泳ぎで、「やぎロール」、「イルカ泳ぎ」などは、優雅で、ラクであることに加えて、結構速いものでもあるので、とてもおすすめである。「やぎロール」は、クロールと片手バタフライの折衷で、うねりを加えたダブルストロークが基本の動きであり、水中をイルカのように進む感覚がある。とにかく楽しく泳げるので、試していただきたい。

なお、このブログの内容は、予告なく、追加、削除、修正することもあるので、ご寛恕願いたい。

 

【クロール】

 

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