やぎさんのオリジナル泳法のすすめ

楽に、静かに、できれば速く、還暦すぎてのラクラク健康スイミング (円月泳法、鉤腕泳法、八の字泳法、招き猫泳法、らくらく2ビート背泳、やぎロール、イルカ泳ぎ等)

44. 水泳と身体の故障 その2

このブログの内容を、体系的にまとめて、次のウェブサイトで公開している。

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どうして私の膝は悪くなったのか?


私の水泳は、らくらくスイミングだ。

水の中で、長らく足を弛緩させて泳いでいると、膝関節の間が間延びしてくるはずだ。
そうすると、すり合わせの軟骨の噛みあわせが、滑らかにならない部分も出てくるだろう。
また、いろいろな方向の力が加わると、傷む部分も出てくるかもしれない。

日常の生活で、ほどほどに歩いたり、昇降をすれば、膝の関節のすり合せは滑らかに保たれるのであろうが、私のように、運動は水泳だけ、という場合には、ちょっとした関節の齟齬が回復されなくなる虞れがあるのではないだろうか。

かつて、ジムのマシントレーニングやスタジオプログラムをやっていた頃は、膝の痛みは気にならなかった。

そのうち、水泳がおもしろくなって、スタジオでは、週一回、バレトンをやるくらいに留まり、水泳の時間が長くなった。

その頃から、力を入れたキックで膝に少し痛みを感じるようになった。そして、10ヶ月前くらいからは、水泳だけになり、全くトレーニングルームには行かなくなった。

私は、そのほかに、甲状腺ホルモンの低下があって代謝機能が低下している。老化が早く、筋が攣りやすくもなっていることも、靱帯などへの影響があるかもしれない。


そういうわけであるが、私の左膝の現在の状態は、真っ直ぐにして屈伸する分には、「こきこき」音がして違和感があるものの、深く折りたたみさえしなければ痛みはない。

そこで、荒療治かもしれないが、マシントレーニングをすることにした。

 

陸上での運動開始

[第1日目] 3/5
ジムのマシーンを使って空中ウォーキングをする(Elliptical )。負荷をかけて、秒速一回転くらいで10数分続けた。膝が重く、若干痛くなってきた時点で中断。
その後、ストレッチ。最後に、5分ほどサイクリングの機械でビートの裏打ちを意識した練習。
ここまでで、左足は、安定したよい感覚が得られるようになった。
続いて、水泳を30分ほど行う。
水泳で足を使うと、カクカクした感じがまた出てきた。関節が伸ばされると元にもどるのか。

ともあれ、一日目で、陸上トレーニングの効果があったのは、大きな成果である。

しかし、トレーニングルームは、臭いがきつい。香水その他の臭いがたまらないのが難だ。

もっとも、プールでも、臭いが気になることが、しばしばある。

[第2日目] 3/6
水泳のみ。2km、1時間ほど。キックなしとするか、足を使っても、やわらかく使う。主としてクロール。
膝の痛みが増すということはなかったが、余りよい感じではない。

[第3日目] 3/7
空中ウォーキングEllipticalで、 負荷をかけて、秒速一回転くらいで15分。膝が重くなってきた時点での中断だ。
その後、ストレッチ。腰のひねりと腹筋強化を少し。
左足の感覚が、安定したよい感じである。不安感がない。階段も怖くない。
続いて、水泳を30分ほど行う。
平泳ぎやビートで足を使うと、やはり、カクカクした感じが強くなる。
しかし、路上での歩行には、何の不安もなくなった。小走りもできる。
じっと椅子に座った後は、歩くと内側半月板のあたりに痛みを感じるようになる。

 

[第4日目]3/8

水泳のみ45分。

最初はキック無し。後は、力を入れず、柔らかく波打つキック。

前後に脚の屈伸運動を少し行った。

今日は、膝が痛くなることはなく、ガキガキとした感じもなかった。

しかし、昨日は、狭いところに落ちたものを拾うとき、ちょっと無理な姿勢をして攣りそうになったせいか、背中の筋肉(多分左の下後鋸筋)を傷めたようだ。よく攣るのだ。

ホルモンバランスが悪いためだろう。加齢が早く、筋や関節だけでなく、視覚、聴覚にも支障をきたし始めている。

 まあ、完全な身体を持つ人はいない。平均的な身体というものはない。自身のもった特質と付き合っていくしかない。責任も自分で持つしかないのだ。

 

続く 次の記事を読む 45. 水泳と身体の故障 その3

 

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