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やぎさんのオリジナル泳法のすすめ

楽に、静かに、できれば速く、還暦すぎてのラクラク健康スイミング (円月泳法、鉤腕泳法、八の字泳法、招き猫泳法、らくらく2ビート背泳、やぎロール、イルカ泳ぎ等)

41. 楽に、より速く (その3 続々・身体全体をスクリューに)

 このブログは、更新したのち、内容をまとめて次のウェブサイトに掲載している。

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さて、前回記事から2週間ほど経った。

より、楽に速く泳ぐことを目的に、これまで、私のらくらくクロールで慣れ親しんだ2ストロークで1回浮沈する運動を、1ストロークで1回浮き沈みする運動とし、体全体の捻じれを大きく使って、体全体をスクリューにしようという練習をしてきた。

やることは単純だが、なかなか速くはならない。

当たり前だ、ストロークのピッチを、まだ上げていないのだ。まだ、1ストロークを1.5秒くらいのゆったりとしたペースで泳いでいる。

そして、足はあまり使っていない。何しろ、姿勢とプルの確認が、まず、大事だからである。

このところ、ようやく身体が、この浮沈のリズムに馴染んできた。そして、力を要しない軽い動きで進むようになってきた。現在、15ストローク30秒、18ストローク25秒くらいであろうか。

浮く姿勢は、頭を水上に持ち上げることで、充分下肢が浮くことができる。特に、首を曲げて頭を持ち上げるのではなく、首筋ごと上げ、肩甲骨の間を狭めてそこの背骨を伸ばすのである。そうすると、胸が沈み、効果的に下肢がうき、身体は楽に真直になる。

これまで、肋骨の中に胃をしまうことを奨励してきた。腹を締めることは依然姿勢の維持には効果的で、そうするに越したことはないが、大きく呼吸をするには、常に胸を膨らませているというわけにはいかないだろう。

むしろ、浮沈の深さは、肺にたまっている空気の量に影響されるので、沈みが足りず、浮くべきときにちゃんと浮くのであれば、肺の空気は常時たくさんある必要はない。つまり、スピードが出てくれば、自由に呼吸できるし、そうせざるを得なくなるというわけだ。

さて、円月プルであるが、らくらくクロールでの直進の姿勢を保つにはこれでも問題ない。

しかし、スピードを上げ、身体を前後に伸ばしていくようになると、前に湾曲して伸ばす腕への抵抗が問題になってくる。

そうすると、手を伸ばす方向は真っ直ぐ前が良くなってくる。

そして足が左右にブレないようにするためには、若干、肩の延長線上の外側に突きこんだ方が良い。

曲げている肘を伸ばして前に突き込んでいくが、突き当りで肩を内転する。つまり、親指から水につけて伸ばすのだ。そのほうが、肩が伸び、反作用として、反対側のプルが楽になる。

ついでに、伸ばして内転したその肩に顎関節を付ける。これらの姿勢は、真っ直ぐに、そして、前にという意識から自然に出てくるものと思う。

この姿勢は、私のように、肩関節の可動域が狭いものには、やりにくく、伸ばした腕が水面に水平にはならないのであるが、それでも、肩を結ぶ線を思い切り傾け、頭をもたげて胸を張るような姿勢を取れば、かなり改善される。

この腕の着水からの手の動きは、円月プルと最初が異なってくる。

円月のプルの軌道にもどすために、掻き始めを次のようにする。

外がわに向いた手の平をクルッと返し、手の平を自分で見るようにするのだ。そうすると、指先の向きはプールの底を向く。そして、そのまま、ほぼ真後ろを向いたその手の平を、反対側の肩の方に斜めに滑らせ、それから、反転して外側に向かって水上に滑らかに抜いていく。

この動きの前半は、外がわに向いた手の平をクルッと返して、そこに崖があるごとく、崖にぶら下がっているような気持ちで、その手の平に向かって、反対側の肩の三角筋を引き上げていくような感じに近いかもしれない。

この間、手の平をなるべく真っ平らに、むしろ、反らせるくらいにして、前半は親指から小指に、後半は小指から親指に流れていく水の滑らかな抵抗を意識する。斜めに滑らせるための腕の力は軽くてすむが、手の平にかかる揚力、すなわち、身体を前に進める力は力強く感じるはずだ。つまり、固い水の壁を撫でている感じだ。これを感じられるようになるためには、指の間の隙間を開けないこと、手の平の角度の小さな違いを感じるようにする。手の平を平らに保つのは、結構疲れるものだ。

なお、この場合は、キャッチに相当する概念はない。連続して水を切って水の壁を撫でるだけだからである。

この動きは、プル(引っ張る)という感じではない。円月プルは、弧を描く運動であり、水を切るというか、撫でるような運動なのだ。前半は、手の平の向きを、若干内側に、後半は外側に、僅かではあるが傾けたほうが抵抗の感じが良い。また、指先の方向を後半は若干前にとったほうが下肢が浮きやすい。

この動きでの前半は沈み込み、後半は浮き上がりに対応する。

この反転の時点で、腰の捻じれが最高になる。

もうしばらく、この練習を続けたい。

そうして、もう少し、ピッチを上げる練習をして、からからと軽く身体が回っていくようにしようと思う。