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やぎさんのオリジナル泳法のすすめ

楽に、静かに、できれば速く、還暦すぎてのラクラク健康スイミング (円月泳法、鉤腕泳法、八の字泳法、招き猫泳法、らくらく2ビート背泳、やぎロール、イルカ泳ぎ等)

40. 楽に、より速く (その2 続・身体全体をスクリューに)

 このブログは、更新したのち、内容をまとめて次のウェブサイトに掲載している。

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このブログの記事を分類した目次はこちら

 

この記事は、前記事の続きである。

身体全体をスクリューにする実践編である。

 

まずは、ゆっくり、ローリングを大きくとって、腰の回転の遅れを確認してみた。

下半身を脱力していると、身体を螺旋状にする腰のねじれは、肩のローリングに遅れてついてくるはずである。

そして、ローリングの頂点で肩の傾きが止まったら、腰の位置がこれに合うまで、意識して待つ。

なかなか、難しいものだ。

左右の回転において、同じ動きにならない。

私の場合、息継ぎをしない左では、腰の回転の遅れが少ないのだ。

無意識にキックが入ってしまうと、回転のねじれが補正されて追いついてしまう。これではだめだ。

どうも、左のローリングが右に比べて小さいようなので、これを大きくして補正する。

これが、できるようになるまでは、キックを全くしない。息継ぎをしない、あるいは、少なくするなどして、様子を見る。

一日やそこらでは、できそうもない。結構、思うようにはならないものだ。

 

(原理考察)

ここで肩と腰の回転のずれが確実にできれば、スクリューあるいは艫の働きをするはずだ。背や腹は、大きな面なので、水流の抵抗になるだけに置いておくのではなく、活用して推進力にしたいものだ。

 スクリューは、回すその刃の後ろの斜面で水を押し、前の斜面で水を引く。円月プルでいえば、ローリングの力を借りて腕や手の平で水を押し、その裏、つまり手の甲側、で水を引き込む。

腰までの上体においては、ローリングして前方に沈み込む肩により、胸の面で水を切って水を後ろに押し、その裏の背中で前方の水を肩越しに引き込むようにすれば良いはずだ。

そして、このときは、ただ、前方に直進して回るよりも、上体全体を沈み込ませていく方が効果的なはずだ。

というのも、単に直進するならば、ドリルのように、両肩がそれぞれ別の役割を持たなければならなくなるからだ。つまり、2枚刃のスクリューのように、中心軸を対称に、例えば、右肩が下降するとき右胸で水を押し、同時に左肩が上昇して左肩の背中が水を押すということだ。

しかし、胸は胸郭があるから、柔らかくひらひらするわけではないし、そんな器用なことはできない。とはいえ、鉤腕泳法では、似たような動きをしてはいるのだが。

それゆえ、より、効果的に行うためには、上体全体で片方の刃だけの役割をする方がよい。つまり、単に前方に直進して回るのではなく、上体全体を沈み込ませて回っていくのだ。

そうすれば、沈み込んでいく胸全体で水を後方に押し、その裏の背中側に水を引き込むことができるだろう。

しかし、沈みこめば、次には浮かなければならない。回転の左右の転換と浮き沈みの関係はどのようにすればよいのだろうか?

仮に、今、右をリカバリーしつつあるならば、右側のローリングの頂点にあり、右の腕と肩を突きこんで沈み込んでいくことになる。しかし、次の左側のローリングの頂点になるときには、次の沈み込みのために高さを回復、すなわち、また、浮かんでいなければならない。

それはどのようにしたらよいのか、考えてみよう?

リカバーしている右腕を頭に引き寄せて、右腕を突きこんで、上体を沈み込ませ、右の腋を沈めていくと、上体は左右水平になる。おそらく、沈み込みの効果はここまでが勝負だろう。

左腕のプルは、既に始まっていて、左右水平になったときの左手は、右腋まで到達していることになるはずだ。参考までに、この時の腰の位置は逆回転が始まっていることにより両肩を結ぶ線より遅れて回転している。

この時点から浮かんでいけばよいのだから、顔を上げればよいということなる。そうすれば、水平になった上体が頭を持ち上げてくれるはずだ。

多分、その時だけ顔を上げるというのでは遅くなるから、終始、意識的にも顔は上げておいたほうが良いだろう。要するに、終始、「その1 姿勢」で書いたとおりの浮く姿勢を保つということだ。

そのまま、左腕のプルが後半に入り、腹の横で水上に抜き去っていくと、浮上しながら、次の左側のローリングの頂点に達し、再び、最も上体が浮いている状態になる。

この浮上する段階では、沈む時と反対の効果すなわち、左肩を先頭に水面に向かって水を切っていく背中が水を後ろに押す効果を生み、腹側に引きこむ水が推力を生むはずだ。

そして、ローリングが終わったら、つまり上体の回転が止まったら、それまでねじれていた腰のねじれが解消され身体が平板になっていく。そのねじれ解消の動きも、推進力を発生させるはずだ。

こうした一連の、浮沈を伴う回転の逆転の連続のリズムが、効果的なスクリューの推進力を生んでいくものと考える。

プルとの関係でいえば、プルの前半が沈み込み、プルの後半が浮き上がりと同期する。プルの真っ平らな手の平の角度も、これに合わせて調整するのも良いだろう。

しかし、ちょっと待った。

これまでらくらくクロールでは、片側呼吸で、息継ぎで浮上し、反対側で沈むという方法をとり、これによる浮沈のシーソーで推進力を生み、息継ぎも楽にしてきた。私の身体は自然にそうなっている。

しかし、これでは、左右転換を利用した効果的なスクリューの動きが半減するはずである。

それゆえ、この泳ぎでは、意識的に、1ストロークごとに、浮沈していくリズムを心がけてみよう。

さて、うまくいくだろうか?

今回の練習課題は、螺旋回転の向上と、このリズムの獲得だ。